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自然地理学を
勉強・研究したい人へ

大学をどう選べばいいか 地理は文系なのか理系なのか:

学校現場では地理学は社会科で学びますが、地理学は文系と決まっているわけではありません。地理学を学べる学科の多くは、理学部、文学部、教育学部にあります。このほかにも、環境学、都市工学、経済学部、農学部などに専門の先生がいることもあります。学部によって学ぶことや入試科目は違いますが、地理学差があるわけではありません。日本における地理学は歴史的な背景から、東日本の国立大学では理学部にある大学が多く、西日本では文学部にある大学が多くあります。地理学は幅の広い学問です。したがって、先生によって専門分野が異なるので、大学ではなく、その大学の先生が何を研究しているのかに着目して情報を集めるといいでしょう。

 

自然地理学の場合:

興味がある分野があるならば、その内容を研究している先生がどこの大学にいるのかを探すことが大切です。例えば、自然地理学の教員は一般に自然地理学全般について卒論指導できますが、修士論文や博士論文になると難しくなってきます。したがって、卒論を終えて大学院に進学して深く学問を学び研究をしたい場合は、自分の興味がある研究内容の先生がいる大学に移ることも考えたらいいでしょう。ただし、その大学院は研究ができる環境かどうかを教員に確認することも必要です。

 

変動地形学を学べる大学:

山地や平地の成り立ちや活断層を対象とする変動地形学を学べる大学はそう多くはありません。大学院まで進むことを念頭に入れるならば、広島大学、千葉大学、名古屋大学、東京大学(地震研究所)、首都大学などがあります。このほか、信州大学、岡山大学、山口大学の教育学部などでも学ぶことができます。同じ変動地形学でも得意な部分は少しづつ異なるので、よく調べてみてください。

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